上映期間 11/10~11/24
ようこそフォレストプラス名画座へお越し下さいました。
映画が好きだからこの仕事をしているはずですが、最近、映画に不感症の34歳・オトコです。
なぜ自分は映画が好きになったのか。自分が本当に愛する作品たちのご紹介を通して自分探しもできたらいいなと思っています。
今宵は、『デス・レース』、そして『バンク・ジョブ』の日本公開を祝して、ジェイスン・ステイサムの代表作を館主の主観で選び、リバイバル上映。 しかし、ジェイソンかジェイスンかどっちかに表記統一されないかな。
それでは、ごゆっくりとお楽しみ下さいませ。
館主 鴇田 崇
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)で俳優デビューを果たして、いくつかの作品で印象に残る役を演じたステイサムが、映画ファン以外にも一般的にその名が知られるようになった、現時点での代表作といってもいいだろうアクション・ムービー。
プロの運び屋=トランスポーターの型破りの活躍が描かれ、ステイサムは“1.契約厳守、2.名前は聞かない、3.依頼品は開けない”という3つのルールを自分に課し、高額の報酬と引き換えに、どんな依頼品でも目的地まで正確に運ぶフランク・マーティンを熱演!
前職が特殊部隊隊員という設定のため、得意のマーシャル・アーツを披露してアクション・スターであることも見せつけ、酒焼けしたようなハスキーボイスとともに渋い男のダンディズムをも体現した。
ステイサムもストリート上がりのタフな叩き上げガイゆえ、野性味あふれるフランクのイメージとピッタリ!シリーズ最新作の公開も楽しみだ!
『トランスポーター』
出演者: ジェイソン・ステイサム/スー・チー/フランソワ・ベルレアン/マット・シュルツ
監督: ルイ・レテリエ/コーリー・ユン
タイトルにあるようにケータイ電話をモチーフにしたサスペンス・スリラーの大傑作で、謎の一味に監禁された中年女性と、彼女からのSOSの電話をたまたま受け取った若者が“通話が途切れないようにしながら”事件解決に向けて奔走する姿が描かれる。
デヴィッド・R・エリス監督の勢いあふれるダイナミックな演出が冴え渡り、次から次へと主人公たちに襲いかかるトラブルを鮮やかにいくつも描いて、観客をまったく飽きさせないサービス精神がうれしい。
アメリカンで大味なスタイルの作風ながらも、受け手を一気に引き込むパワーにあふれていて、いかにも映画的な娯楽作に仕上がっている。ステイサムはイーサンという名の犯行グループのリーダー格で主役ではないものの、キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス演じる主人公たちを追いつめる悪党を威圧的に演じていて、ワルだが、極悪ではない(?)、微妙なサジ加減で演技力の幅を見せつける。超必見の痛快作だ。
『セルラー』
出演者: キム・ベイシンガー/クリス・エバンス/ジェイソン・ステイサム/ウィリアム・H・メイシー
監督: デヴィッド・R・エリス
『トランスポーター』シリーズのフランクが善、『セルラー』のイーサンが悪なら、『アドレナリン』でステイサム演じるシェブ・チェリオスはそのどっちにも当てはまらないグレーゾーンの男かもしれない。
職業は裏社会で暗躍するプロのスナイパーなので肯定こそ無理なものの、宿敵に毒を盛られて余命1時間になってしまい、解毒剤を手に入れるため奔走するという生への渇望にあふれたノンストップ・アクションに引き込まれてしまう。ポイントはアドレナリンが毒の作用を緩和するとかで、つねに興奮状態をキープするため、アノ手コノ手で興奮することを余儀なくされたシェブの必死な姿!
今年公開された『インクレディブル・ハルク』(08)では興奮するとハルクに変身してしまうため、主人公がエッチできない悲しいシーンがあったが、逆に興奮してアドレナリンを出し続けなければならない本作では路上でフ○ック! 男の色気があるステイサムだから許される企画だ。
『アドレナリン』
出演者: ジェイソン・ステイサム/エイミー・スマート/ホセ・パブロ・カンティーロ/エフレン・ラミレッツ/ドワイト・ヨアカム
監督: ネヴェルダイン/テイラー
さて、今回僕が紹介したスバラシイ映画の中からご興味を惹かれる作品がありましたら選者として幸いですが、今宵は想い出のエピソードではなく、10月27日(月)に『252 生存者あり』でフジテレビがブッ壊れてしまうことでも話題の新橋にある「スペースFS汐留」で行なわれたジェイスン・ステイサム主演『デス・レース』公開記念イベントについてお話いたしましょう。
「第1回 東京デス映画祭」と銘打たれたこのイベントは、本家(?)東京国際映画祭の興奮冷めやらぬ閉幕翌日に開催され、豪華なゲストが来場して『デス・レース』の魅力を語り明かすというステキな企画。お笑い芸人アントキの猪木や、セクシーな衣装のデス・レースクイーンのほかに、オリジナル版の『デスレース2000』も30年前に観ていたというバブルガム・ブラザーズも登壇!
しかも、デュオも復活するというニュースまで! 突然開幕、そして閉幕した「第1回 東京デス映画祭」。ぜひ来年も続け!

またのお越しを心よりお待ちしております。
館主 鴇田 崇
《今回の上映作品》