
グラビアアイドルの中村静香がホラー作品に初挑戦! 『渋谷会談』『トワイライトシンドローム』の福谷修による原作ケータイ小説を、『2ちゃんねるの呪い』の永江二朗監督で映像化。DVD2巻、全6話で展開する戦慄の新感覚ホラー・ミステリー『心霊写真部』が9/3よりDVDリリース。心霊写真が巻き起こす怪奇現象の真相に、霊感女子高生・佳夕(かゆ)が挑む! 初のホラー主演に全力投球で臨んだ中村さんにお話を聞いてきました。
■取材・構成/高山リョウ
いつもの明るく元気な中村静香ではなく
―― ホラーははじめて?
はじめてです、はい。
―― 難しかったですか?
難しかったです! 私としてはすごい楽しみにしていたんですね。ホラー、サスペンス系が大好きなんですよ。東野圭吾さんとか宮部みゆきさんとかをよく読むので。だからホラー作品に出ることにすごい憧れていたので、ひとつ夢がかなったと思ったんです。
―― なるほど。
それで今回の撮影もすごい楽しみにしていたんですけど、クランクイン前に監督に『霊をどれだけ怖く撮ることができても、役者が中途半端だとコメディになってしまうから』って言われたんですね。それまでの楽しみが一気にプレッシャーに変わりました(笑)。
―― (笑)。
なので私としては、役に入り込まなきゃ、集中しなきゃっていうのが、ずーっと頭にありました。
―― そのために何か対策は?
監督さんから『エミリー・ローズ』や『エクソシスト』『ファイナル・デッドコースター』といったホラーの名作を教えていただいたので、それらの作品を見て雰囲気をつかもうとしました。特に『エミリー・ローズ』は霊に憑依されるヒロインが本当に役柄に入り込んでいたので、すごい参考になりましたね。でも実際の問題としては、現場入ってみなきゃわかんないって思ってました(笑)。
―― とは言いつつ、研究熱心ですね。
えー、そうですかねえ?
―― 若い女優さん、そこまでしない人が多いと思う。
あ、『自然体で挑みました』とか?
―― そうそうそうそう(笑)。
私は普段のグラビアでの印象が強いと思っているので、そこのところは切り替えたかったんですね。いつもの明るく元気な中村静香ではなく、これはホラーなんだと。本当に怖い作品にしたかったから、私もその世界に入り込まなくちゃって、ずーっと思ってましたね。恥も外聞も捨てて、心を解放しようって。
―― なるほど。
でもいくら考えても、実際、現場入ってみなきゃわかんないって思ってました(笑)。
針の穴に糸を通すような芝居を
――1話完結で、連続ドラマ的に大きなストーリーが展開していく全6話。けっこう分量ありますよね。
そうですね。6話を2週間で撮りました。ロケ地が山奥の廃屋とか、トンネルだったりしたので、移動にも時間がかかりましたね。過密スケジュールで、スタッフの皆さんも大変だったと思います。
―― でも作品的には後半に進むにつれ、キャスト、スタッフともにテンションが上がっていく感じがしましたよ。それこそ作品世界に「入り込んでいく」感じが。
そうですか?
―― 中村さん演じるヒロインの佳夕(かゆ)も、最初は心霊騒動に巻き込まれるだけの女子高生だったのが、だんだん使命感みたいなものに目覚めていって…。
そうですねえ。使命感というか、霊を成仏させてあげなきゃって気持ちに。佳夕ちゃんも成長していったんだと思います。
―― どんどん顔つきが変わっていく感じがしました。
佳夕ちゃんは霊感はあるけれど、性格的には普通の女の子の設定なので、最初はつかみづらかったですね。それは監督さんにも最初に言われて。『針の穴に糸を通すような作業かもしれない』とか。
―― またプレッシャーかけますねえ(笑)。
(笑)。なので最初は探りさぐりやってたんですけど、どこからか気にせずできるようになって。
―― 針の穴に糸が通るように。
そうです。でも実はまだ完成した作品を見ていないので、針の穴に糸が通っているのか、なんとも言えません(笑)。
―― えー、そうなんですか(笑)?
(笑)。現場では全力投球でやれたと思うんですけど、どんな作品になっているのか、まだ確認できてないんです。もしかしたらホラーの難しさを痛感するかもしれないし、楽しみでもあるし。今は完成品を早く見たい気持ちでいっぱいです!
現場は本当に怖い所が多かったです
―― ベタな質問ですが、中村さんは霊感は?
私は全くないです! 霊を見たことはもちろんないし、かなしばりすらありません。だから佳夕ちゃんが作品で霊を感じる時、ゾクゾクッてなるのを演じてて、『あ、もしかしたら私も普段、霊に会ってるかもしれないけど、普通のさむけとカン違いしてるのかも…』とか思ったり(笑)。
―― 撮影中に何か起きたとかのエピソードは?
それっぽい事はありましたよ。だいたい撮影は深夜2〜3時頃までだったんですけど、みんなウトウトしてる時に、メイクさんが『今、誰かに肩叩かれた!』って。もちろん誰も叩いてなかったんですけど…。それでちょっと時間を置いて、私が今度はいたずらでメイクさんの肩をそっと叩いたんですよ。そしたら寝てて気づいてくれなかった(笑)。
―― 疲労困憊で霊どころじゃないと(笑)。。
でも現場は本当に怖い所が多かったです。真っ暗な山奥の廃屋とかトンネルで夜中の2時〜3時まで撮影していたので、何か出ててもおかしくなかったです。お祓いもしませんでしたし。
―― 撮影前も後も? 普通やりますよね?
スケジュールの都合で、お祓いは各自でと。私もビックリしました(笑)。
―― しかも今回の作品て、本物の心霊写真を小道具に使ってるんですよね?
そうなんですか!?
―― 資料に書いてありましたよ(笑)。
あははは…じゃあそうなんだと思います。ホラーの現場なので、キャストには知らされないことも色々あるとは思います(笑)。
――大丈夫なのかなあ?
でも現場では本当、お芝居に精一杯だったので、霊のこととか気にする余裕はなかったですね。
グラビアはグラビア、お芝居はお芝居で
―― 中村さんといえばグラビアアイドルの印象が強いですが、グラドルのお仕事ってどうですか?
グラビアの明るくてはじけてる中村静香は、たぶん私の地に近いので、それを表現できるグラビアのお仕事は大切ですね。お芝居はもともとやりたかった仕事だし、普段とは違う中村静香を表現できるので、グラビアとお芝居、並行してやらせてもらっている今の環境は、すごく恵まれていると思います。
―― なんでも通算14枚目となる最新イメージDVDも出るとか。
今度のタイトルは『ゆらゆら刑事』です!
―― 刑事もののイメージDVDですか(笑)?
インターポールの捜査官という設定で、いろんなコスプレで変装して潜入捜査を行うんですね。基本は婦警さんなんですけど、メイドとかスクール水着とかテニスルックとか。コスチュームを途中で脱いで水着になったりもします。半分は水着ですね。
―― なんかすごいですね(笑)。
(笑)。なのでグラビアはグラビア、お芝居はお芝居できちんと分けてやっていきたいです。今回の作品も“グラビアの中村静香が出てるホラー”にはしたくなかったので、役に入り込むために、できることは全部やりました。入り込みすぎて、みんなと離れてお弁当食べたりとか(笑)、周りに気を使う余裕がなかったなあって思ったりもしてます。それでも共演者の方々が優しくしてくれたので、周りに甘えさせてもらってたんだなあって…。
―― DVD2枚、全6話の『心霊写真部』。まだ続きそうな終わり方でしたが…。
ですよね! 私も“第3弾”を作ってほしいので、みなさんいっぱい見てください(笑)!
プロフィール
中村静香
1988年9月9日生まれ。京都府出身。T163 B85W60H86。'03年「第9回全日本国民的美少女コンテスト」出場を機にデビュー。グラビア、映画、TVドラマを中心に活躍。現在NTV「美丘 -君が日々-」にレギュラー出演中。9/22には最新イメージDVD『ゆらゆら刑事』(イーネット・フロンティア)が発売。
■公式ブログ:http://gree.jp/nakamura_shizuka
バックナンバー
- 2010.9.3 『心霊写真部』中村静香 インタビュー
- 2010.9.2 『BECK』桐谷健太インタビュー
- 2010.8.30 『花と蛇3』小向美奈子インタビュー
- 2010.8.25 『グワシ!楳図かずおです』楳図かずおインタビュー
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