
au携帯やLISMO Channel、PC、au BOXなどで無料で視聴できるLISMOオリジナルドラマ第10弾「卒業までにしたい3つのこと」が好評配信中! 主演は『赤い糸』で大ブレイクした南沢奈央さん。高校生への応援メッセージがたくさんつまった青春ストーリーについてお話を聞きました。
■取材・構成・撮影/床板京平(OFFICE NIAGARA)
女子高生が卒業に向かってやり遂げる物語が感動的!
―― 「卒業までにしたい3つのこと」は、ジャンルとしては、どんな感じのドラマでしょうか?
ピュアな青春ドラマです。脚本を読みながら思いましたけれど、とても爽やかなストーリーだったので、読み終わった後にすごくスッキリしました。卒業を控えて、卒業までにやり残したことを何かやらなきゃ! ということで、3つのことを友だちと一緒に達成して卒業を迎えるというストーリーです。卒業式のシーンはないですが、卒業に向かってやり遂げる物語が感動的ですね。
―― 演じられた彼女は友だちに言われて行動を起こしますが、何か理由があるのでしょうか?
たぶん、わたしが演じた莉子(りこ)は文学少女なので、高校時代に本ばっかり読んでいたはずです。大人しいけれど、暗いわけじゃないので友だちはいて、そんな彼女を心配して読書以外のことを高校生活の間でやっておいたほうがいいとアドバイスしてくれて、そこで、バンドと恋愛と、体育館の天井にハマったバレーのボールを取るという(笑)。そういう3つになりましたね。
―― 文学少女と言えば、南沢さんご自身も、かなりの読書家だということをうかがいましたが。
そうですね。本が大好きです。けっこう読むと思います。それこそ、オフで時間があれば、1日中読書をしている日もあります。まるまる1冊を1日で読む日もありますね。今大学の通学の行き返りの電車の中で読んでいて、週に1~2冊読んでいます。もともと、ミステリーが大好きなのですが、最近はいろいろな本を読もうと思っていて、いろいろな作家さんの本を読んでいます。
読書好きの南沢奈央を、さらに読書好きにさせた作家とは?
―― 大好きなミステリー以外で、最近南沢さんがハマッているジャンルや作家はありますか?
高校時代にハマッた作家さんが東野圭吾さんでしたが、それで読書が大好きになりました。初めは友だちからとりあえず読んでみてとすすめられて、読み始めたら止まらなかった(笑)。それ以降、東野さんばかりを読んでいましたが、最近は恩田陸さんの本が、今まで読んだことがなかった雰囲気で、すごく面白かったですね。先日は「ユージニア」という小説を文庫で読みました。
―― その恩田陸氏が書いた「ユージニア」という
小説はどんなジャンル、内容なのでしょうか?
ある1つの事件をテーマに、その事件を関わった人物の視点で描いて、1つの事件をいろいろな角度から観て、本当の真実は何か? みたいな物語です。結局、最後に真実は明かされないのですが、読みながらイメージしていくと、最後まで読破した人にだけわかる答えがある! しかも、ハードカバー版は書体が凝っているらしくて、字体が意図的に斜めになっているそうなんですよ。
―― 字体を斜めにするというのは、作品世界をそれだけ大切にしているということでしょうね。
そうですね。その本独特の雰囲気を出すためだと思いますが、字の大きさまで少しずつ変えてあるそうです。文庫本で読みましたが、もう一度ハードカバーで読んでみたいと思います。目で観て、視覚的に凝っている作品もあるということを知って、さらに読書が好きになりました! 恩田さんは高校生モノもありますが、ホラーめいた作品も書かれるので、すごいです。
撮影現場の苦労を実感してしまった大学の授業
―― 主人公の莉子(りこ)のように、“○○までに何かをしよう”と考えたことはありますか?
いや、ここまで具体的に考えたことはなかったですね。今もないです(笑)。でも、具体的な期限を決めて、何かをやり遂げると決めたほうが、一生懸命にはなれるし、いいことだと思います。ただ、この作品のように思ったことをすぐ行動に移して、やりたいことをちゃんと成し遂げていくことは、なかなかできることじゃないとは思いますけどね(笑)。いいなあとは思いますよね。
―― 人間は目標を定めた上で期限を決めないと、なかなか行動には移さなかったりしますよね。
そう思います。わたしも大学に入ってからしたいことというのをずっと考えていて、そういう風に思いますね。ただ、大学にいるうちに成し遂げられるかはわからないですけど(笑)。今映像と心理の関係を学んでいます。視覚的な考えかたで、人にどのような影響を与えるのかというテーマなので、実践的な勉強が多く、映像制作を専攻しています。短編を撮ったこともありますよ。
―― 今の南沢さんの女優というお仕事に直結していますよね。得るものがとても多そうですね。
そうですね。でも、確かに直結はしていますが、演じる側ではなく、カメラ側なので、仕事で撮影現場に入ると、カメラマンさんの動きが気になってしまいます(笑)。こんなに大変だったのかということを大学で勉強しています。監督や演出の勉強などをしている人たちもいるので、裏方さんの苦労を実感してしまって。こだわりを持った同級生がたくさんいるので、面白いですね。
毎回新鮮な感動が待っている、今の仕事が楽しい!
―― ところで、大学に入学してから、今まで以上に、
映画をよく観るようになったそうですね。
はい。映画をよく観るようになりましたね。今年に入ってからは、1日1本のペースで観ています。映画館にはなかなか行けないのですが、DVDでよく観ています。今までそれほど興味がなかったのですが(苦笑)、仕事にプラスになるし、学校でもせっかく勉強しているので、観たほうがいいと思い、最近はいろいろと観ています。大学に入って、いろいろと変わった気がしますね。
―― 最近観た面白かった映画などで、どんなジャンルの映画をよく観るようになりましたか?
ジム・ジャームッシュ監督の4本立てを観ました。好きなタイプの作品ばかりで楽しかったです。今後は洋画も観ないとって思いました。映画を観るなら昔の映画も観ないといけないと思い、意識して観るようにしています。今回の撮影現場でもスモークを炊いて雰囲気を出して、光にこだわったり、勉強になることが多かったです。携帯ドラマであそこまでこだわるのかと驚きました。
―― 日々とても充実していそうですね。大学生活や今後の仕事の抱負などをお聞かせください。
毎日楽しいです。現場ごとに新鮮な体験が多く、何年経っても変わらない感動が待っていると思いたいです。同じスタッフとキャストで作品を作り続けることはないですし、毎回現場が違うので、たくさんの人たちからたくさんの影響を受けます。そこから新しいものが生まれていきます。人見知りでは得るものも少ないと思うので、いろいろなことを経験して頑張っていきたいですね。
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プロフィール
南沢奈央(主演 岡田莉子 役)
1990年6月15日生。埼玉県出身。「恋する日曜日 ニュータイプ」(06)で連続ドラマ初主演。2007年、第28回「ビクター・甲子園ポスター」イメージキャラクターに抜擢されて注目を集め、同年『象の背中』で映画デビュー。2008年、ドラマと映画のメディアミックスで話題になった『赤い糸』で映画初主演を果たし、最も注目される若手女優に。そのほかの出演作に「ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜」(09)。待機作に『行きずりの街』(10年秋公開予定)など。
バックナンバー
- 2010.3.02 『卒業までにしたい3つのこと』南沢奈央さんインタビュー
- 2010.2.24 『コトバのない冬』渡部篤郎監督インタビュー
- 2010.2.19 『宝海大空 大空 夢の途中』宝海大空さん単独インタビュー
- 2010.2.10 『おやすみアンモナイト 貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇』疋田紗也さんインタビュー
- 2010.2.02 『古代少女ドグちゃん』井口昇監督インタビュー
- 2010.1.22 『手のひらの幸せ』浅利陽介単独インタビュー
- 2010.1.22 『我が至上の愛 ~アストレとセラドン~』ステファニー・クレイヤンクール単独インタビュー
- 2010.1.15 『真幸くあらば』尾野真千子さん単独インタビュー
- 2010.1.15 『蘇りの血』草刈麻有さん単独インタビュー
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