
10/24全国ロードショー。女子中高生に口コミで伝わり、180万読者が震撼したケータイ小説『携帯彼氏』が待望の映画化。 人気恋愛シミュレーションゲーム「携帯彼氏」をダウンロードした女性が次々と怪死。その謎に迫る女子高生・里美にも死の恐怖がふりかかり…ケータイ小説としては異色のサスペンス・ラブストーリーとなった本作で、主人公・里美(川島海荷)の親友・由香を演じているのが、朝倉あきさん。 『歓喜の歌』(08')で映画デビューし、来年1月にはNHKドラマ8の主演も決定。映画3作目となる本作で堂々の体当たり演技を見せ、今後の活躍が楽しみな朝倉さん。映画のみどころと舞台裏、そして18歳になったばかりの彼女の魅力に迫ってみました。 (取材・構成/高山リョウ)
息のんじゃって、悲鳴にならないくらい…
――今回の作品はサスペンス・ラブストーリーということで、ケータイ小説としては新しいジャンルだと思いますが、どのへんがサスペンスなんですか?
ダウンロードした何人もの携帯彼氏が事件の波を起こしていくので、そこからどんどん…映画の内容は全体的にはサスペンスですね。サスペンスなんですけど、それを解決する糸口となるのが、主人公の女の子と彼女が想いを寄せていた憧れの先輩とのラブ、みたいな(笑)。サスペンスにラブがどう絡んでいくのか、見ていただきたいなと思います。
――朝倉さんが演じているのは、主人公の親友の女子高生・由香。
はい。親友役なので、主人公をしっかり立てて、自分の役割も踏まえて、しっかりやろうと思っていました。でも実際にやらせていただいたら、私が演じる由香ちゃんには怖がったり、苦しめられたりするシーンがたくさんあったので、「おっ! これは本気でやらないと…」と思いました。
――けっこう苦しめられてますよね(笑)。
はい(笑)。
――アバターが携帯から抜け出して、女の子達を次々と呪い殺していく携帯彼氏。クライマックスでは朝倉さん演じる由香も首を絞められ、力づくで浴槽に沈められ…かなりハードな体当たり演技が。
お湯に沈められるシーンは無我夢中だったので、自分でもどうなってたのか覚えてませんでした。終わったら、もう足腰も立たなくて、全然覚えてなくて…。
――浴槽から脱け出そうとした時、腰から床に落ちて、すごい音がしてましたが(笑)。
あー、してましたね。けっこう強く打ってました(笑)。その時は全然気がつかなかったんですけど、後日、なんかすごく痛くなってきて。「え、何?」ってビックリしちゃって。試写を見て、「あ、アレだったのか…」ってやっと気づきました(笑)。
――亡霊のように忍び寄る携帯彼氏の影。口を手で押さえて絶句する、由香の仕草が印象的でした。
え、そうですか?
――最近の女の子、口を大きく開けて絶叫するじゃないですか?
ああ…。私、そうなんですよね。本当に驚いた時は、キャー!じゃなくて、声が出ない驚きになるみたいです。別に意識してお芝居をしたわけじゃないんですけど、驚く場面のリハーサルでは全部そうでした。息のんじゃって、手押さえちゃって、「あ、全然声出ないな…」って。
――女の子っぽくて可愛かったですよ。
ホントですか? ありがとうございます! じつは叫んでみたかったんですけどね。でもどうしても自分の中から出てくる演技は、悲鳴としては出てこなくて。監督にも確認したんですけど、「別に声出したり、大げさになる必要はない」って言われたので、じゃあ、そのままやってみようかなって。
――あと、すいません、脚、キレイですよね?
えーっ(笑)!? ありがとうございます!?
ひさしぶりに脚を出して、はずかしかったんですけど…
――不謹慎ながらクライマックスの浴槽のシーンも、部屋着からのぞく太モモに目が…。制服の場面のミニスカートもよく似合っていて。
そう、スカートめっちゃ短いですよね? お湯に沈められるシーンも、部屋着の露出がすごい激しかったりしたので、後日見て「おお!」って(笑)我ながらちょっとドキッとしたんですけど…でもキレイって言ってもらえて、うれしいです。
――朝倉さんの特技はダンスとか。ダンスで鍛えた美脚?
運動は全般的に得意ですね。あとは新体操をやっていたので…
――ああ、すごいわかる気が!
脚を出すんですね。けっこう気にしてたので、肉付きが…とか。だから今回もひさしぶりに脚を出して、恥ずかしかったんですけど、キレイという風に言っていただけてうれしいです!
――脚の話はこれくらいにして(笑)。お芝居を志したのはいつ頃から?
志しては…ないんですけど(笑)、この世界に入ったのが中3くらいだったんですね。それから少しづつお仕事に恵まれまして、いろいろな監督さんとお話する機会にも恵まれて。ホントに私は周りの人に恵まれているんだと思います。
――来年1月にはNHKのドラマ8でも主演が決まったそうですが、映画は『歓喜の歌』に続いて、これが2本目だとか。
え~と、映画は3本目ですね。実は今回の船曳監督とは2本目の『彼方からの手紙』でご一緒していて…、いろいろお話をさせていただきました。
――『携帯彼氏』の船曳真珠監督は20代の女性監督。他の男性の監督とはどこが違いましたか?
女の子同士のリアルな会話とか、女の子のコワがりかたを深く掘り下げていく印象はやっぱりありましたね。
――わかってるなあって感じ?
そうですねえ、「ああ、女の子の気持ち」みたいな(笑)。男性の監督さんにもそういう方はいらっしゃいますけど、やっぱり女性らしく、繊細に気持ちを作っていく印象が強かったです。
――冒頭、川島海荷さん演じる主人公・里美との下校のシーン。けっこう長回しの会話が続いて、女子高生的な世界に引きずり込まれていく感じが。
女子高生的ですよね(笑)。あれ、一番最初に撮ったシーンだったんですよ。海荷ちゃんとも初対面で「あ、ヨロシクお願いします!」みたいな感じだったんですけど(笑)、そこで親友同士の会話を撮らないといけなくて。監督さんとも海荷ちゃんとも「どういう風な会話が親友らしいのかな?」って相談しながら、いろんな会話のパターンを何度もリハーサルして撮っていきました。
――親友の2人が我が身かわいさから、仲違いするくだりもありましたね。
そのシーンを撮る直前まで、相談とかはしなかったんですけど、リハーサルで海荷ちゃんと素のかけあいをやってみて、その後に監督さんと3人でじっくり相談して。私も疑問のある所は全部話したので、撮る時は何の疑問もなく思う存分やれて、勢いのあるシーンになったと思います。
――自分で見た、映画全体の感想は?
現場ではモニターチェックとかできなかったので、自分がどう写っているかも、全体像もわからなかったんですけど、つながって全部流れた時に、「あ、すごいスピード感のある仕上がりになってるなあ」ってビックリしました。自分自身の演技は、うまくできたかはわからないんですけど、思い切りやりきった感触はあって…それが勢いとか苦しんでる表情とか、リアルな気持ちとして画面に写っていたので、改めて船曳監督ってすごいなと思いました。
18歳。大人の階段、のぼらなきゃ…
――なんでも昨日(9/23)はお誕生日だったとか?
はい、18歳になりました! お仕事させていただいてると、いろんな人にこうやってお会いできて、年々、お祝いしていただけることが多くなって(笑)。なんて私、幸せなんだろ…みたいな。
――どうですか、18歳?
うーん…そんなに変わらないんですけど、でも昨日今日といろんな人に祝っていただいて、自覚は出てきましたね。ちょっと大人の階段のぼらなきゃって。今までは17歳なんでキャピキャピしててもいいんじゃないかなって、心のどこかにあったんですけど、クルマの免許も取れるし、20歳まであと2年。ちょっと引き締めていかなきゃって。
――大人には早くなりたかった?
なりたかった。なりたかったですけど、でもやっぱ18歳になってみると、あと2年しかない感じなので、きっちり準備して、ちゃんとした大人になりたいなって思いますね。
――20歳の壁が見えてきた?
見えてきましたね~(笑)。「お、けっこう目前だぞ!」みたいな(笑)。
©2009「携帯彼氏」フィルム・パートナーズ
プロフィール
朝倉あき(小野寺由香)
あさくらあき…’91年神奈川県出身。高校3年在学中。165㌢。’07年『わたしが子どもだったころ~斉藤由貴編~』(NHK
BS-hi)でデビュー。’08年『歓喜の歌』で映画デビュー。’10年1月にはNHKドラマ8『とめはねっ! 鈴里高校書道部』で主演が決定。公式ブログ『今日の日誌当番。』(http://ameblo.jp/asakura-aki/)
バックナンバー
- 2009.10.16 『携帯彼氏』朝倉あきさんインタビュー
- 2009.10.14 『今日からヒットマン』星野真里さん単独インタビュー
- 2009.10.9 『空気人形』是枝裕和監督単独インタビュー
- 2009.10.9 『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』バッドボーイズ佐田正樹&RUN&GUN米原幸佑単独インタビュー
- 2009.10.5 『へんりっく』石川淳志監督インタビュー
- 2009.9.25 「Love Story - 太陽のキセキ -」崎本大海さん単独インタビュー
- 2009.9.25 『カムイ外伝』松山ケンイチさんインタビュー
- 2009.9.18 「したまちコメディ映画祭in台東」総合プロデューサーいとうせいこうさんインタビュー
- 2009.9.15 『山形スクリーム』竹中直人監督単独インタビュー
- 2009.9.15 『イメルダ』ラモーナ・ディアス監督インタビュー
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