4月25日(土)から先行公開されている宮城県で大ヒットを記録している、作家・伊坂幸太郎の大ベストセラー、ミステリー小説を映画化した『重力ピエロ』。家族の愛や兄弟の絆を描く感動ストーリーに期待が高まるなか、加瀬亮、吉高由里子と並び、好演を披露しているのが岡田将生! 
旬の人気若手俳優にさまざまな話を聞いた。(取材・構成・撮影/床板京平)

僕は人として奥野春という人が好きなのだと思います


―― 『重力ピエロ』で演じられた奥野春ですが、ご自身とリンクしますか?

はい。春と自分はリンクする部分があると思います。家族思いの性格は共感できます。ただ、もし自分が春と同じような立場になったらどうするだろうと考えましたが、僕には答えが出せませんでした。春の考え方は好きですね。いや、考え方に共感は出来ないけれど、人としてどうかと考えたときに僕は春を好きなのだと思います。春の考え方を通していろいろな考え方を知ることも出来たし、“ハッ!”と思わされることも多かったですね。

―― 『重力ピエロ』のような、ジャンルとしてのミステリーは好きですか?

はい。ミステリーに限らず、ドキドキするような作品は大好きですね。もともと、先が読めないストーリーにハマる傾向があるので、“この後はどうなるんだろう???”って考えることが大好きなんです。サスペンス系の作品だと、「24 TWENTY FOUR」が好きですね。じつは最近観始めて(笑)、最新のシーズンにようやく追いついているところです。ちょうどいま、いいところで途中で終わっているので、早く家に帰って観たいです(笑)。

頼りがいがある加瀬亮さんに全面的に頼っていました


―― また加瀬亮さんとの共演に関しては、どのような感想を持ちましたか?

とても感動したというか、刺激になったというか、加瀬さんの一言一言が印象に残っています。何て表現したらいいかわからないですが、まずすごい頼りがいがある。実際、頼りまくっていたので(笑)。精神的な部分でも頼りましたし、プライベートな部分でもいろいろと相談みたいな感じで頼りにしてしまいました。1人で仙台にロケに行ったので、一緒にいてもらうだけでよかった。演技相談なども含めて、全般的に頼ってしまいました。

―― 透明感があるけれど、存在感があるところも加瀬さんの人気ですよね?

そうですね。ふわっとした空気のような感じの人。いろいろなことに深く関わっていかないというか(笑)、冷静なんです。俳優としての刺激を受けると同時に、自分はまだまだなのでお手本にして頑張ろうと思いました。

物事を軽く考えてもいいのではないかって思いました

―― 今回の『重力ピエロ』に参加したことで、新しい発見はありましたか?

ありました。“物事を重く考えずに、なるべく軽く考えてもいいのではないか?”ということでした。そのスタンスがすごい好きなんです。僕もどちらかというと、そういう感じのタイプだと思います。やってしまったことは仕方がないか、みたいな(笑)。そういう考え方なので、その意味ではすごい共感することが出来ました。引きずることも必要ですが、あまり時間をかけすぎてもよくない。そんなことに改めて気づかされた作品でした。

―― そういうメッセージですが、演技をしている最中に考えたりしますか?

いやぁ(笑)。まだその境地には達していないですね――。まだまだ自分のことで精一杯です。もちろん伝えたいという気持ちはありますが、そこまで出来ているのかどうかとなると、また話は別。努力していきたいです。

 

プロフィール

岡田将生(奥野春 役)

1989年生。東京都出身。2006年デビュー。以降は「生徒諸君!」(07)、「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」(07)、「太陽と海の教室」(08)などに立て続けに出演。注目を集める。映画では『アヒルと鴨のコインロッカー』(06)、『天然コケッコー』(07)、『魔法遣いに大切なこと』(08)などに出演する。2009年は『重力ピエロ』のほか、『ホノカアボーイ』、『ハルフウェイ』など。待機作に『僕の初恋をキミに捧ぐ』などがある。

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