「東京かわら版」編集長 72 年生まれ
[発売日] 2007/12/26 [価格]¥3,000 (税込) [販売価格] ¥3,000 (税込) [割引額] ¥0
上方落語の第一人者、桂米朝師匠。上方落語が絶滅の危機に瀕していた時代から現在の隆盛まで…上方落語の復興に最も貢献した立役者です。人間国宝にもなりましたし、弟子から孫弟子まで米朝一門は大阪のお笑いのメインストリームで絶対的ですし、あの立川談志師匠でさえ頭が上がらないという(笑)。米朝師匠のどこがすごいか? まず芸がすごいのは言うまでもありませんが、学者肌の研究家でもあって、埋もれていた噺の発掘であるとか、膨大な著作をあらわしているとか、活動のスケールが半端ないんですよね。ですからCDも全集があまりにもたくさん出ていて、どれから手をつけていいかわからないと言う声をよく聞きます。ですので、はじめの一枚として一番コンパクトにまとまっていると思われる本作を紹介したいと思います。本作はDVDとCDのセットですが、CDの『地獄百景亡者戯』は米朝師匠が復活させた噺で一時間超の大作ですが、最近は色んな方が高座にかけていますね。DVDには『百年目』『本能寺』が収録されています。特に『百年目』で見せる大旦那は、米朝師匠のスケールの大きさ、懐の深さ、品格や貫禄がありありと実感できると思うので、是非見ていただきたいです。米朝師匠は兵庫出身で言葉にも品があると私は思うので、関西弁が苦手な方にもオススメですね。
[発売日] 2006/05/24 [価格]¥2,980 (税込) [販売価格] ¥2,980 (税込) [割引額] ¥0
桂米朝師匠の弟子で人気絶頂だった桂枝雀師匠。残念ながら99’年に亡くなられましたが、今でもCDなどの売り上げは米朝師匠よりも上?というくらい人気があると思います。私も大ファンで東京の独演会に行って、もうお腹の皮がよじれるほどに笑い転げていました。私だけではないと思いますけど、枝雀師匠の噺を初めて聞いた人は、何言ってるかわからないくらいの速さにビックリすると思います。上方の言葉ですしね。そんな配慮からか、本作のDVD(「代書」「寝床」)には字幕のオプションがついています(笑)。「こんな事言ってたんだ」とか「こんな漢字あててたんだ」とか新しい発見がありましたね。枝雀師匠の高座は顔芸も含めたオーバーアクションも特徴でしたが、CD(「宿替え」「宿屋仇」)を聴いていても何故か動きまで伝わってくる気分になってくるのが不思議です。そういえば映画『しゃべれどもしゃべれども』で、小学生の男の子が枝雀師匠の「まんじゅうこわい」を覚えようとしていましたね。枝雀師匠の落語は子供にも大人気…たしかにそうだと思います。「笑いとは緊張から緩和への移行である」との持論は今だにしょっちゅう引用されていますし、オリジナルのクスグリやギャグは今や定番として多くの噺家に使われています。今も昔も枝雀師匠は大人気です。
[発売日] 2002/05/21 [価格]¥1,575 (税込) [販売価格] ¥1,575 (税込) [割引額] ¥0
とにかくダンディーで、紳士で、ハンサムで、美しい高座! 手の動きなんかも流れるように奇麗ですし、一番有名なのは羽織の脱ぎ方。客席からは「脱ぐわよ…脱ぐわよ!」って声が聞こえるくらい。桂春団治師匠は、私も大好きな噺家です! 現役として活躍している最後の上方の大御所として、ここぞという時には東京へも必ず呼ばれていますね。しかも現在も噺のスピードが落ちていないのがすごい! 本作収録の「鋳掛屋(いかけや)」は春団治師匠の十八番。釜を修理する鋳掛屋の所に子供たちがやってきて、からかって去っていく…それだけの噺なんですけど、情景描写のリアリティと春団治師匠の上方弁がなんとも言えません。私だけの感想かもしれませんけど、春団治師匠の上方弁は理想の上方弁という感じがします。米朝師匠の言葉よりも上方のにおいがして、でも笑福亭松鶴師匠ほどのアクの強さはなくて。今回は何か1本ということで本作を選びましたが、芸にとても厳しい春団治師匠。作品のリリースも納得できないものは出さない主義なので、どの作品を選んでも間違いないです。DVDで羽織を脱ぐところもぜひ。これも十八番の「代書屋」という噺があるので、CDを見つけていただきたいのですが、桂枝雀師匠の「代書」と聴き比べてください。同じ噺なのに全然違っていて、しかも両方とも最高。上方落語すごい!って思い知らされます。
[発売日] 2008/07/23 [価格]¥2,100 (税込) [販売価格] ¥2,100 (税込) [割引額] ¥0
『ちりとてちん』『新選組!』といったドラマ出演で知名度も高くタレント性もありますし、とにかくうまくて、すごく聴きやすい。枕でドラマ出演時の話などしてもいやみに聞こえない。まだ30代の若さなのにこれだけのうまさ…桂吉弥師匠はこれからの上方落語を背負っていく若手NO.1の噺家だと思います。東京でも同世代の実力者の柳家三三師匠と二人会をやられていますね。私が吉弥師匠の高座を初めて見たのは数年前でしたが、その時からすでにうまかったです。師匠にあたる桂吉朝師匠が、大看板への道を歩みはじめた時に亡くなられてしまったので(05'年)、自分が頑張らねばとの思いもあったのかもしれません。吉弥さんには吉坊さんという兄弟弟子がいて、2人とも大師匠にあたる米朝師匠のお世話をずっとされていたんですね。ですから米朝師匠の側で学んだことも大いにあったと思います。本作収録の「ふぐ鍋」は吉朝師匠の十八番でしたが、吉弥師匠の「ふぐ鍋」を聴いていると、落語をおろそかにせず、きっちりやっていこうという覚悟がうかがえます。
[出演者] 笑福亭三喬 [発売日] 2008/02/27 [価格]¥3,150 (税込) [販売価格] ¥2,835 (税込) [割引額] ¥315 (10%OFF)
笑福亭三喬師匠。桂吉弥さんよりもキャリアは上ですが、2人ともこれからの上方落語界を背負っていく噺家だと思います。自分でも「上方落語界の“くまのプーさん”」と言っている通り、ちょっとカールおじさんぽい風貌というか、ほのぼのとした包み込むような感じがこの人の高座にはあると思います。本作に収録されている「おごろもち盗人」もそうですが、三喬師匠には泥棒の出てくる噺が多いんですね。落語に出てくる泥棒といえば愛嬌のある間抜けな泥棒ばかりですから(笑)、イメージに合っていると思います。三喬師匠は新作もやりますが、本作には収録されているのは古典。「おごろもち盗人」は東京では「もぐら泥」として知られている噺。「おごろもち」は昔の上方弁で「もぐら」のこと。地面に穴掘って、向こう側から鍵を開ける泥棒の噺ですが、案の定、家主に手だけ縛られてしまって…他にも本作収録の噺は「阿弥陀池」が「新聞記事」、「延陽伯」が「たらちね」と東京の落語に対応しているので、聴き比べてみるのも面白いと思います。三喬師匠の落語はバリバリのもっちゃりとした上方弁ではないので、これから東京でも、もっと人気が出るかもしれませんね。実際に東京でも柳家喬太郎師匠と二人会をずっとやられています。
「冷たい熱帯魚」「恋の罪」 で日本映画監督賞を受賞した園子温監督の「冷たい熱帯魚」公開時のインタビュー。 [2011年3月4日掲載]
「大鹿村騒動記」の熱演で主演男優賞を受賞した故原田芳雄さん。このインタビューは「黄金花 秘すれば花、死すれば蝶」 [2011年1月17日掲載]